以前、レストランで考案した料理を、日本の食材と日本ワインに合わせて、季節の風に寄り添う形でアレンジしてみました。
素材の声を聞きながら、今の季節に心地よく響く5品を、日本ワインとのペアリングとともにご紹介します。
① 鯛とアボカド、沢庵のタルタル ゆずの香り
レシピ(2人分)
- 鯛(刺身用)…80g
- アボカド…1/2個
- 沢庵(甘口)…20g
- ゆず果汁…小さじ1
- オリーブオイル…小さじ2
- 青紫蘇…一枚
- 塩・白胡椒…少々
- 醬油…3滴ほど
作り方
鯛・アボカド・沢庵を7mm角に切り、醬油、ゆず果汁とオイルで和える。あれば丸い型に入れ形を整え、塩・白胡椒を上からかけ、青じその千切りを上に添えて完成。
ペアリングワイン
甲州の柑橘系白。ゆずの香りと甲州の酸が寄り添い、素材の輪郭を際立たせます。
甲州 2024
3520円(税込)
タイプ 白ワイン 品種 甲州100% 葡萄産地 山梨県南アルプス市 Alc 9.5% 醸造所 LES VINS VIVANTS レ・ヴァン・ヴィヴァン 特徴 ◆無添加◆無濾過◆野生酵母◆果実味◆和柑橘◆蜜香 長野県・東御【LES VINS VIVANTS】より、新作白ワインが登場しました! 落ち着きのある淡い褐色を帯びた色合い。 グラスからは、森林を思わせる青々とした香りに、樽のニュアンスと蜜のような甘やかさが重なります。 口に含むと、和柑橘を思わせる爽やかな酸とやわらかな甘み、凝縮感のある旨味が調和しています。 伸びやかな酸が全体を引き締め、ほのかな苦みが心地よい余韻を演出します。 料理に寄り添い、食中酒としても秀逸な一本です。 作り手さんから 〇コンセプトについて 今回のご案内ですが、初めての「甲州」になります。 皆様のLES VINS VIVANTSの印象はきっと少し落ち着きのない、動きのある元気なイメージをお持ちなんだろうなと予想しますが、今回の甲州は落ち着きのある「和」です。 〇ぶどうについて 山梨県南アルプス市産の甲州を購入して造った白ワイン。 〇醸造について 最初の4日間は全房でセミマセラシオンカルボニック。 5日目でそのままホールバンチプレスし、果汁のみの発酵に切り替える。 発酵は 500L の大樽で樽発酵、低温で進める。 1ヶ月程度で発酵が終了、そのまま大樽で瓶詰めまでシュールリー。 樽熟成10か月、ウイヤージュ有り。 滓引き後瓶詰め。 仕込みから瓶詰めまで一切の亜硫酸は無添加。 エキス分 1.48 比重 0.994 pH 3.56 〇味わいについて 色づいた稲穂のような色合い、抜栓すると檜のような森林の香りの中に花の蜜やマスクメロンがあります。 キンキンの辛口ではありません。 ゆずのような柑橘の酸味と甘み、うま味のバランスがとれた味わいです。 アルコール度数は高くなくどこまでもピュアで繊細な味わい。 綺麗で伸びのある酸が特徴的。 和柑橘の香りに樽のニュアンスが良く溶け込んでいる。 ほろ苦い味わいが心地よい。 日本ワインらしさがとても良く出ている。 〇ペアリングについて タケノコやアクの強い葉物、天ぷらやおひたし、白身の淡白な川魚の塩焼き、、燻製したものでもいいと思います。 寒い季節になれば、和風だしのきいた鍋やおでんにも合わせやすいと思います。是非、食事と合わせておすすめください。 〇実をいうと、 私荻野(貴博)は子供の頃から甲州ブドウが嫌いでした。 酸っぱいブドウというイメージが強く残っています。 それは大人になってからも同じで、甲州のワインを飲んでも薄く味気ない印象しかありませんでした。 山梨出身ですが長野に引っ越したということで、初めはあえて長野県で甲州を造らなくてもという思いがあり消極的でした。 しかしながらご縁があり、実家近くの畑の甲州を頂けるということで(ベリー発光体2024のブドウ農家さん)甲州にチャレンジすることにました。 今回造るにあたって明確にイメージしたワインがあります。 2009 年か 2010 年あたりにある甲州のワインを飲んだのですが、それまでのイメージが覆りました。 旨味を凝縮した甲州を飲んだのはその時が始めてでした。 私達も年を重ね、それなりに甲州のワインを飲んできました。 私達なりの解釈で今できることを落とし込みました。 甲州は決して派手さはありませんが、料理に寄り添ってくれるいいワインだと思います。 そんな仕上がりにりました。 〇ラベルデザイン 今回また新しいラベルのワインをリリースします。 Artwork : MOE KOYAMA
② 鴨肉の燻製 りんごとスカモルツァのカプレーゼ風 赤ワインソース
レシピ(2人分)
- 鴨胸スモーク…100g
- りんご…1/4個
- 燻製チーズ…30g
- 赤ワイン…50ml
- 蜂蜜…5g
- バター…10g
- 塩・黒胡椒…適量
作り方
鴨スモーク、りんごと燻製チーズを5㎜ほどにスライス、少しずらして交互に重ねて盛り付ける。赤ワインは軽く煮詰め、蜂蜜とバターでソースを仕上げ、かける。
ペアリングワイン
マスカット・ベーリーAのミディアム赤。燻製香と果実味が調和し、余韻に深みを添えます。
③ 生ハムのインボルティーニ クリームチーズとルッコラ、くるみ
レシピ(2人分)
- 生ハム…4枚
- クリームチーズ…40g
- ルッコラ…20g
- くるみ…10g
- 黒胡椒…少々
作り方
チーズ・ルッコラ・くるみを混ぜて生ハムで巻く。冷蔵庫でなじませてから提供。
ペアリングワイン
ロゼ泡、赤泡(キャンベル・アーリー)。塩味とくるみの香ばしさに、果実の軽やかさが寄り添います。
④ 海老のカルパッチョ 柚子と青唐辛子、ハーブのサラダ
レシピ(2人分)
- 生海老(刺身用)…80g
- 柚子果汁…小さじ1
- オリーブオイル…小さじ2
- ハーブミックス…適量
- 青唐辛子スライス…少量
- 塩…少々
作り方
海老を薄くスライスし、柚子果汁と塩、オイルでマリネ。ハーブと青唐辛子を添えて仕上げる。
ペアリングワイン
果実味あるスパークリング。海老の甘みと柚子の酸に、きめ細かな泡が寄り添います。
⑤ ローストビーフと新玉ねぎの赤味噌合え
レシピ(2人分)
- ローストビーフ…100g
- 赤味噌…小さじ1
- 新玉ねぎ…1/4個
- オリーブオイル…小さじ2
- 黒胡椒…少々
- 粉チーズ…少々
作り方
ローストビーフを薄切りにし、新玉ねぎスライスと赤味噌、オイルで和え、仕上げに黒胡椒、粉チーズをかける。
ペアリングワイン
メルローの熟成赤。チーズと味噌の熟成香と赤果実の深みが、静かに重なり合います。
Cuvee des Amis 2021 Merlot キュヴェ デ ザミ 2021 メルロ
4950円(税込)
タイプ 赤ワイン 品種 メルロ 葡萄産地 山形県上山 Alc 12% 醸造所 ベルウッドヴィンヤード(山形・上山) SNS @bell_wood_vineyard 特徴 ◆無濾過◆樽香◆ブラックベリー◆熟成香◆なめらかなタンニン 深みのあるルビーレッドの色調に、スモーキーかつスパイシーな樽香が心地よく広がる赤ワインです。 メルローならではの豊かな果実味と、樽由来の風味が見事に調和し、しっかりとした飲みごたえを感じさせる一本に仕上がっています。 お肉料理や煮込み料理はもちろん、繊細な味わいの和食とも好相性。幅広いお料理とともにお楽しみいただけます。 作り手さんから 〇シリーズについて Cuvee des Amis(キュヴェ デ ザミ)は、知人の栽培家による厳選したブドウで造るハイエンドシリーズです。 無濾過のため、濁りや澱(浮遊物等)があります。※無濾過生詰めのため、冷暗所にて保管をお願いいたします。 〇ぶどうについて 2021年は、9月~10月の天候に大変恵まれ、健全で今までになく熟度の高いブドウで仕込むことが出来ました。 〇醸造について 山形県上山市産メルロを、コールドマセレーションからゆっくりと発酵温度を上げ、約30日間の醸し発酵を行い、しっかり旨味を引き出した後、フレンチオークで24か月間樽熟成し、複雑で奥行きの味わいに仕上げました。 〇味わいについて ブラックベリーやプラムなどの果実香とスパイスやカカオなどの香りが調和した、豊かな果実味と力強いタンニンが感じられる凝縮感のある味わいの辛口赤ワインです。 〇熟成について 製造本数868本で今期リリース分は約250本。 残りの約600本は、上山市にある前川ダム管理用トンネル内で熟成中です。ダム貯蔵ロットは来期以降のリリースとなります。 〇切手のついたラベルについて ラベル保護のため(キズ、剥がれ、消印部の色移り防止等)、透明フィルムをつけております。 ラベルはベースラベルに切手シールを貼り、消印スタンプを押しております。 切手シールはヴィンテージによって色が変わります。 結露によるラベルの剥がれ・シワにご注意ください! 〇ご注意ください 無濾過のため、濁りや澱(浮遊物等)があります。 無濾過生詰めのため、冷暗所にて保管をお願いいたします。 引用:ベルウッドヴィンヤード
もしこの5品の中に、気になる組み合わせがあれば、ぜひご自宅でも試してみてください。
次回は、季節の素材を使ったお料理とのペアリングをご紹介予定です。


